2016年02月11日

身体が柔らかいとスポーツパフォーマンスは必ず上がる?の誤解について

Q
体が柔らかすぎて困っている場合、体を硬くする運動というのはあるのでしょうか? 稼働域が広すぎると、動くが大きくなりすぎて、体を痛める人ってわりといると思うんでが。硬いと動きが小さいので、怪我が少ないと思うんですが?



A
その人の柔軟性の度合いと行っているスポーツによるところが大きいですね(^^) ちなみに体を硬くする運動というのは基本ないと思っていただいてよろしいと思います。むしろサボる方が硬くなります。




Q
スポーツで使いすぎて、痛みなどがあるような場合は、練習をしなくなると筋肉が柔らかくなるんでしょうか? よく筋トレのしすぎで筋肉が硬くなるような話を聞くんですが。あと、筋肉が柔らないのと、関節が柔らかいってのはまた違うんですよね?



A
前にも言いましたが「むしろサボる方が硬くなります。」また、筋トレのしすぎで筋肉が硬くなるということはありません。研究では逆に柔軟性の向上が見られているくらいですので(^^;  また、基本、筋肉が硬いと関節が硬いは違います。



というやり取りでした(^^)



柔軟性って、結構誤解が多いんですよね(^^;


まず、身体が柔らかいとスポーツパフォーマンスは必ず上がると信じている方結構多いですよね(^^;


もしくは身体が柔らかい方が怪我をしづらいと・・・・・


まず、身体の柔軟性ですが、「ある程度柔らかい」方がいいのは間違いありません。


ただ、この答えにも言ったように、その人の柔軟性と、行っているスポーツの兼ね合いがとても大事です。



どういうことかというと、「必要以上に身体が柔らかいとスポーツパフォーマンスは概ね「下がる」」と思っていただいていいと思います。


「必要以上」にです。


どうも身体が柔らかければ柔らかいほどいい・・・という風潮が世の中にはあると思います。


なぜ柔らかすぎるとパフォーマンスが下がるのかというと、スポーツの動作の大半は何らかの「反動」を使って動作をしているものです。


これを「伸張反射」というのですが、ジャンプをする前に身体を勢い良く沈み込ませますよね。


筋肉は急に伸ばされると反射的に「縮もう」とするのですが、この「縮もう」とする力を逆に人間は利用してパワーを発揮しているのです。


筋肉や関節が柔らかすぎるとこの「伸張反射」が鈍くなってパワーが出なかったりします。


要するに筋肉が「もっと伸ばされても大丈夫だよ」「柔らかいから慌てて筋肉を縮ませる必要なんてないよね」と筋肉が思っちゃうのです。


そして、もう一つの問題は「スポーツによって必要な柔軟性は異なってくる」ものです。


バレエなどはひたすら極限の柔軟性が求められます。


キックのある打撃系格闘技も、ハイキックを打たなければならない場面もあるので、かなりの股関節の柔軟性が求められます。



しかし、同じキックでも、腰から上に足を上げることがほとんどないサッカーなどでは、バレエや打撃系の格闘家ほどの柔軟性は必要ではありません。



なのでサッカー選手がバレエダンサーのような柔らかさを求めてしまうと、筋肉の伸張反射が鈍くなり、反射を使った素早い切り替えしやフェイントがかけられなくなったりするのです。



また、柔軟性が高くなりすぎると、いざ怪我をするような場面になった場合、その大きな可動域を超えて負荷がかかる場合が考えられるので、より重症な怪我を起こしやすくなる側面もあります。


また、伸張反射が使えなくなると「筋肉そのものでパワーを発揮しなくていけなくなるので、筋肉自体の疲労の度合いが高くなり、筋肉の痙攣も起こりやすくなる可能性が高いのです。



身体がある程度硬いと、筋肉がちょっと伸ばされただけでもすぐに筋肉が「やべっ、筋肉硬いからすぐに縮まないと怪我するぞ!!」と、伸張反射が起こりやすくなり、結果パワーの発揮が容易だったりするんですね(^^)


もちろん伸張反射がパフォーマンスの全てではないですし、大きな可動域がパワーを発揮することももちろんあります。


なので、そのスポーツに必要な柔軟性の領域を把握するのはとても大切なことなんです。



もう一度まとめると・・・・



行っているスポーツに必要な柔軟性を確保する必要はあります。



ただし、それを超えて過度な柔軟性を追い求めることはパフォーマンスを低下させるリスクがある・・・・ということです。


よろしければ是非ご参考にしてください!!!


ではでは!!!(^^)
posted by てっちゃん at 14:16| ストレッチの効用